Master:月影 千草
Servant:ウィリアム・シェイクスピア

演劇の事しか考えていない異端コンビ。
今回の聖杯戦争では「その人の人生で一番辛い状態」の精神体が呼ばれているため、北島マヤという後継者をまだ発見できていない状態の月影千草である。

聖杯戦争主催にとっては様々な人間の感情サンプリングが必要なため、稀に戦闘力が皆無のマスターやサーヴァントが呼ばれることがあるが、両者共に皆無なのは珍しい組み合わせ。

Master:ダグラス・カイエン
Servant:沖田 総司

最優クラスのセイバーだが、マスターとサーヴァントの相性があまり良くない。
一番大きな戦争の前に死んでいろいろな人を取り残してしまった最強剣士と、一番大きな戦争に一人取り残された最強剣士。
「まあやれるこたやったかな」という満足な死と、「自分が居れば戦局が変わったかもしれないのに」という後悔の死。

共闘を通して、また聖杯にかける願いを見つめなおして、己の中の想いと向き合っていく。

Master:エリクス(?)
Servant:ビリー・ザ・キッド

一見優男そうなマスターと、西部開拓時代の伝説的な早撃ち少年ガンマン。
ヘタレで平和主義なマスターをどうやって守っていくかがビリー目下の悩みどころ。

何故アウトローの自分に相性の良くなさそうな平和主義のマスターなのか、何故今回の聖杯戦争では自分がアーチャーではなくガンナークラスで呼ばれたのか、不思議に思っているビリーだったが…?

Master:東雲 半月
Servant:呂布奉先(槍)

掌握領域・方天戟使いと方天画戟使い。
他陣営と争う気は皆無で、むしろ困っていたら助けてやろう!ヒーローっぽく!を行動原理としている。
狂化がかかっておらず、理性のある槍クラスの呂布。マスターが「主」としてではなく、寧ろ武術を教えてくれという弟子の態度で接してくるため『主君を裏切る』という理性のデメリット部分が表れていない。

三国演義中、「強いが愚かな悪役」として描かれる事も多い呂布。「ヒーロー」になってみたいと思う所もあったのだろうか。

Master:不動 遊星
Servant:坂田金時(騎)

バイク騎乗のライダーズ。
陣営同士の殺し合いではなく共通の敵からの生き残りが目的の聖杯戦争のため、共闘者の多い今回、情報や物資の伝達・移動の手段を担ってくれている。縁の下の力持ち。

マスターが召喚魔法でブイブイ言わせてるので何でキャスタークラスじゃないんだろ、と突っ込まれたりしなくもない。
お互いのバイクにちょっと乗ってみたいな、と密かに思ったりなんかしている。

Master:ソリッド・スネーク
Servant:マタ・ハリ

「聖杯『戦争』か、慣れている」と口を揃えるアサシン主従。軽口や冗談も交えて話すマスターのお陰で場が和むこともしばしば。

戦争に人生を捧げた男と、戦争に人生を狂わされた女。
プロのアサシンと素人のアサシン。

戦争の失敗をプロですらないいち素人に全て被せて処刑したというのが許せない為、自分のサーヴァントを視界に入れるのが少しだけしんどい。

Master:ガッツ
Servant:清姫

マスターはキャスカ復活前の時点のガッツ。「忘れられないひとがいる」バーサーカー二人。
共闘の多い今回の聖杯戦争でも、一貫して単独陣営での行動を好んでいる。清姫は「ますたあと二人きり!安珍様!」と喜んでいるが、毎回律儀なくらいに否定される。

ガッツ本人は気付いていないが、「自分を裏切った相手に恨み以外の複雑な感情をもってしまっている」共通点もある。